【漫画】カノジョも彼女 感想

皆さんこんにちは。ちゃんたです

 

今回はついこの間連載が終了して、この金曜に最終巻が発売された「カノジョも彼女」の感想について書いていきます。

こちらは「アホガール」などでお馴染みのヒロユキ先生が週刊少年マガジンで2020年から2023年の間連載していたネオスタンダード・ラブコメ漫画です。ちなみに最終巻含め全17巻です。

ちゃんたはアニメ放送以降原作も読んでずっと連載も追っかけていたのでそれを踏まえて感想書かせてもらいます。

 

原作のあらすじとしては、主人公向井直也がヒロインで幼なじみの佐木咲に交際を申し込み、受け入れられたことで恋人同士の関係のなるが、その矢先直也を想い続けていたというもうひとりのヒロイン水瀬渚から交際を申し込まれる。そして渚の魅力に抗えず咲に二股で交際することの提案し、そんな二股関係から話が展開される恋愛漫画となっています。あらすじだけ紹介すると訳わかんないでしょうけど、実際1話の流れはこんな感じでした。

 

ずっと読んでいた身として真っ先に挙げたいのが、よくまぁここまで連載続いたなと。全17巻というと、マガジンの恋愛漫画としては五等分やヒットマンよりちょっと長いぐらいなんですが、それでもこの出オチのような設定で数年間の連載をこなせたなと思いますよ。

実際問題この手のハーレム形式のラブコメモノとしてはヒロインキャラのバリエーションも豊富で可愛く作れていたし、序盤の勢いは悪くなく全体通してギャグパート多めでそこは読んでいて面白かったのは否定しませんが、やっぱりメインの本筋の話としては中だるみを感じたのは否めませんでした。最初の3巻分と最後の3巻分以外を除いてはあまりキャラクター同士の関係性にが進展があったように思えなかったし。

ただ、最後の最後にはサブヒロイン扱いだったミリカや紫乃も含めて4股エンドにしたのはちゃんとタイトル回収(?)もできていて日和らず終わったのは好印象でした。ここ数年のマガジンはマガポケオリジナル含めてハーレム形式のラブコメがやたらと増えている中、ヒロイン複数人とくっつく漫画って他にあまりなさそうだし。ドメスティックな彼女はまた変わった終わり方していたのでノーカンってことで

 

あとは作者の前作たる「マンガ家さんとアシスタントさんと」や「アホガール」に比べて絵の技術はかなり向上していたように思えたのでそこも良かったですね。スクエニ時代から変わらずギャグパートのテンポや勢いは悪くないし、次回作にも期待したいです。

 

漫画一本の評価として今作はもう一押し欲しかったなと言いたくなる部類ではありますが、長すぎもせず短すぎもしない話の量だし、しばらくしたらアニメ2期も始まるんで一応人にはオススメできる作品ではないかと思います。

 

では今回はこれくらいで終わります。