【アニメ】青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 感想

皆さんこばんは。ちゃんたです

また見たアニメのストックもたまって来たんで最近見たアニメの感想を書いていきます。最近になってこのシリーズ記事を新作控えてる上で見たアニメで限定して書こうかなって思ってます。そうじゃないとキリがないので...

今回紹介するのは「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」です。実際は原作は別シリーズに当たるのですが、映画版の「夢見る少女の夢を見ない」も合わせて書いていきます。

 

こちらは「さくら荘のペットな彼女」でおなじみの鴨志田一先生が執筆した電撃文庫ライトノベルを原作として2018年の秋に放送されていたテレビアニメですね。原作では「青春ブタ野郎は~」というタイトルで各エピソードに分かれています。

 

あらすじとしては、「思春期症候群」と呼ばれる不安定な精神状態によって引き起こされる不思議現象を中心に主人公の梓川咲太が様々な「思春期症候群」を引き起こした少女達と出会ってはそれを解決していくSF&ラブコメ作品です。

例えば、アニメの1話としては図書館で出会った野生のバニーガールたる桜島麻衣先輩が主人公以外の人間の目には映らない(記憶や存在そのものが消えてしまう)とのことで、たまたま見えてしまった主人公がその先輩をお助けするところから始まるわけですが、他の各ヒロインキャラ達も同じくして思春期症候群を発症し、トラブルを起こすことで主人公と触れ合ってお話が展開されるようになっていきます。

ちゃんたは一度このアニメと映画を大学2年生ぐらいの頃に見ていたのですが、今年に新作映画が公開されるとのことなのでもう一度見返すことにしました。意外とHuluの配信にも対応してたしね。

 

その上での感想なんですが、まぁ昔見た時から結構好きなアニメだったんで何回見ても面白いとは思っています。なのでまずは見所から。

何と言ってもやはりSF要素の組み込み方ですね。2000年代の頃から学園生活+SFもののラノベ原作のアニメは沢山ありましたが、この作品の特徴としては各キャラの掘り下げの方法がそのキャラの思春期症候群の発症から始まるんですよね。それも結構シリアスに寄った話が多いのが印象的でした。

例えば最初の麻衣さんの場合は元々芸能界で活動しており、母親と喧嘩して活動を休止した後にも学校で孤立するようになったことで周りから見えなくなる思春期症候群を発症してしまうのですが、他のキャラでも基本的に「思春期症候群」を発症するきっかけはそれぞれの悩みから繋がっている事が多いです。

そこから謎解き要素も多少は踏まえつつ、解決する方法を主人公が試行錯誤していくわけですが、家族間の揉め事、いじめ、恋愛等の学生の身分にありがちな悩み事を中心にSF的な話が広がり、それでもなお毎度毎度ご都合主義というか、誰しもが100%ハッピーエンドという形の終わり方をしていないヒューマンドラマで話が展開されている点が個人的にこのアニメを好きになれたポイントだと思ってます。本当、タイトルこそがラノベにありがちななんじゃこりゃと言いたくなる名前してますが、そこで食わず嫌いして見るのを避けるのは勿体ないなぁと感じてしまう作品ですね。

あとはまぁ、短所としては主人公が痛い中学生が憧れそうなヤレヤレっぽさ全開なのでそこがキツイ人には向いていないかも。

そして劇場版ですが、端的に言うとテレビ本編では掘り下げが進み切れていなかった箇所を補填する意味でも、締めにあたる1アニメ映画作品としてもテレビアニメを一度見た人ならぜひとも見て欲しいです。勿論アニメより先にこちらを見る必要性はありません。

 

感想はこんなもんです。今回も珍しいぐらいプラス方面は色々思いつきましたね。2018年にしては作画もそこまで悪く無いし、出演されている声優の方も今でもよく活躍されていらっしゃる方が多いので、初見だと主人公の言動が余り好きになれない点を除けば短所という短所は然程見つからないと思っています。

今年の春からテレビで再放送が始まるのでこれを機に見ることをオススメしておきます。夏からは主人公の妹を中心とした映画も始まりますからね

では