【特撮】特命戦隊ゴーバスターズ 感想

皆さんこばんは。ちゃんたです

今回はついこの間見た戦隊シリーズの感想を書いていきます。

 

今回紹介するのは「特命戦隊ゴーバスターズ」です。こちらは2012年に放送開始したシリーズです。戦隊の順番でいうとゴーカイとキョウリュウの間、ライダーで言うとフォーゼとウィザードとの同期にあたる時期ですね。

今回もこちらがちょうど10年前に放送していたのでこれを機にもう一度見返すことにしました。

おおまかなあらすじは「エネトロン」というクリーンエネルギーが人々の生活に必要不可欠となっており、エネトロンの管理を行う「エネルギー管理局」は、日夜エネトロンを狙う組織「ヴァグラス」に対抗するため、特命部という部署を設けることに。特命部の戦闘員「ゴーバスターズ」は、13年前(1999年)転送研究センターに侵入したコンピューターウイルス「メサイア」が引き起こした災害の際に生き残った3人の若者で構成され、エネトロンを守りながら、異次元に囚われてしまった家族を救うため13年前の災害を起こしたヴァグラスと日々戦うという内容になります。

 

感想のまとめから言うと、このシリーズの脚本は戦隊ならタイムレンジャーシンケンジャー、ライダーなら龍騎や電王等を担当した小林靖子さんということでお話は安定してシリアスとコメディのバランスもよく面白かったと思います。特に上述したようにライダーサイドがフォーゼやウィザードのように比較的明るい方向性だった分、戦隊では珍しく少しシリアスめいた話の方が多いぐらいだったのが良かったと思ってます。ベースとなる設定でも上記のあらすじで説明した通り、13年前にメサイアの暴走を抑えるために当時の転送研究センターが亜空間へと転送されたことで赤の両親や黄の母親等研究員たちが一緒に亜空間へと閉じ込められてしまい、またメサイアが復活した際の対策としてゴーバスターズたちが育成された訳なんですよね。その上で赤の姉がゴーバスターズになることに反対していたり、黄が16歳にして学校にも通わず戦っていたりと、この設定を中心にメンバーの葛藤等掘り下げが進むことも多いのでちょっと戦隊にしては真面目な方向性のシリーズだったのは確かですね。

その中でも特にこのシリーズの特徴と言えるのが、流石龍騎タイムレンジャーを手掛けた小林靖子さんなだけあってご都合主義と言うか、完全にハッピーエンドという訳じゃない展開が多かったんですよね。例えば中盤に亜空間で復活したメサイアと戦うことになるのですが、そのメサイアが研究所と融合して体を強化し現実世界に復活しようとした際、それを止めるべくして研究員たちの意識が眠ったままの研究所のスーパーコンピューターを赤のロボットで破壊してなんとか堰き止めたりといったような何かを犠牲にして前に進むといった展開が印象強かったです。

 

ただ、暗い方向の話ばかりでなく、戦闘方面でも十分盛り上がる話にできていた気はしますね。ゴーバスターズのメンバーは13年前の災害をきっかけにワクチンプログラムが打ち込まれたことで赤なら高速で移動できるが、鶏を見るとフリーズするといった何か強みはあれど、その分デメリットもある設定を中心にバトルをしているのでスタイリッシュな戦闘もあればデメリットを逆手に取られて不利になる場面も多く、そこが上手い具合に展開されていましたね。

ただ、戦闘面においては他のシリーズと違って白兵戦とロボット戦が同時に行われてメンバーがそれぞれで担当して戦っていたのでちょっと場面展開的に見づらかったですね。まぁ見てるとすぐ慣れましたが

 

あとはシリーズ作品の順番を考えると一つ前のゴーカイ、一つ後のキョウリュウと比較するとちょっと地味なシリーズなのは未だにぬぐえない気がしますね。実際このシリーズだと10year after作品作られないままだったし

 

とはいえ個人的には結構好きなシリーズなので戦隊シリーズ見始めたいなんて人がいたらオススメしたいシリーズではあります。今となっては黄がラブライブサンシャインのダイヤさんだからそのつながりでもオススメしやすくなったしね

 

今回はこれぐらいで終わります。