【映画】五等分の花嫁 感想

どうもこんばんは。キリトです

嘘です。ちゃんたです

 

つい先日、劇場版「五等分の花嫁」を見てきたのでその感想について書いていきます。アニメは2作ともリアルタイム放送の頃に見て、映画公開に合わせて原作ももう一度読み返してきましたのでそれを踏まえた上で色々していこうかなと思ってます。公開からは1週間経っているので今回もネタバレ覚悟で書きます。

 

 

アニメ2期では10巻(花嫁衣裳の四葉が表紙の巻)まで進んでいたので、その続きの11巻以降から最後までが今作のお話になってます。

 

あらすじをおおまかにまとめると、冒頭は五つ子が母親の墓参りをしている間、四葉の回想で五つ子みんなが小学生の頃にサッカークラブで試合していたシーンから始まり、高校最後の夏という事で皆で遊びに行くということでプールに遊びに行くのですが、原作知ってる身から説明するとOPで原作のあのプール回を消費しています。流石に原作4巻分を2時間半弱にまとめるのが難しかったのか、やはりアニメ2期と同じくカットが目立ちました。他にもニ乃の推してダメなら云々や一花の退学するかどうかのくだりもまるまるカットしてましたし、文化祭パートでも少々細かい話が削られていた気がします。四葉の他の回想に関しては後の展開で所々に散りばめられていました。

 

そして上でも説明した通り、冒頭だけで無理矢理11巻を消費したのでOPが終わった後に12巻以降の文化祭の話が始まりました。ここからはもうほぼ原作通りです。

 

上杉、五つ子のクラスでは出し物で対立することになり、ニ乃が代表のたこ焼きチームの男子組(女子からは反発があったものの、立候補したことで責任もって二乃だけがこちらのチームに振り分け)、三玖が代表のパンケーキチームの女子組に分かれて出店をやる事に決定し、ちなみに四葉は上杉と同じ学級委員、一花は休学、五月は塾のバイトでこの会議にはほぼ不参加となった模様。そしていざ文化祭が始まるとなると1日目から上杉から最終日に5人の誰かを本命に選ぶと通告。

そしてその文化祭の間も中野家の父親が文化祭に来てるかどうか、たこ焼きチームが火事になり出店停止になり男子組と女子組の対立を止めさせるために三玖が啖呵を切ったり、四葉が過労で倒れても逆に今まで四葉に助けてくれた学生から四葉の穴埋めをしてもらったり、五月が本当の五つ子の父親と遭遇し、そっちの父親から母親と同じ教師の道を歩むのを辞めろと説得されてもなお五月はそれを跳ね除けたりと各五つ子の掘り下げもやりつつ、なんやかんやあって上杉が五月以外の姉妹皆からキスされたりして最終日当日、みなさんご存じのあの五つ子の誰かを選ぶって事で四葉と決めた上杉だけれども、何故かそのタイミングではまだ付き合わず仕舞いで文化祭パートは終わりました。上述したようにその四葉が逃げてるシーンで11巻の回想が挟んでたりしてましたね。

 

その後他の姉妹とも少し揉めつつもぎこちない初デートを終えた後で上杉が四葉にプロポーズをし、各々希望した進路に進んだのちの5年後に結婚式を開いて最後に五つ子たちと新婚旅行先を決めてる、という夢を見ていた上杉と五つ子が卒業旅行先を選ぼうとして終わりってな感じの内容でした。

 

 

ここからは感想なんですけど、あくまで原作の話がどうこうってのを抜きにして、映画としての出来を見るならまぁ原作4巻分もある上で2期のあの駆け足っぷりを思うと案外悪くない纏め方なんじゃないかなって思います。やっぱり2期になって制作会社が変わったものの、手塚プロダクションと違ってアニメの作画は良くともあんまり脚本がよろしくなかった覚えが強く、今作に関してはもうあまり期待しない方がいいんじゃないかと身構えてました。

でも実際はそんなに悪くなく、最低限各姉妹の掘り下げのシーンは残しつつ、「最後の祭りが○○の場合」のパートもきちんと組み込まれていたので原作を知っている身としては満足のいく出来でした。

特にやっぱりこっちの制作会社に変わってからは作画が安定してますね。やっぱりこの手のラブコメと言うかキャラクターコンテンツに近いアニメは作画ありきだと思うので、そこはこっちに変わって恩恵ができように感じました。手塚プロダクションに関してはカノジョも彼女でも作画が不安定だったし、現在放送中のカッコウの許嫁でもしょっぱなから作画がブレブレなので講談社はラブコメ作品をやたらと排出するならもうちょっと制作会社を選別すべきかと思います。

 

 

ただ、やっぱりカットは気になりましたね。四葉とくっついて締めくくるようになっていたので回想シーンを原作通りにちゃんと作ってその上で「好きだったよずっと」のブランコのシーンを入れるべきだったんじゃないんですかねぇ。ちゃんたは二乃が好きでしたけど、流石にこのシーンカットはまずいんじゃないのかと思います。

 

あとはやっぱり1本のアニメ映画となるとちょっと長すぎるように感じた気はしますね。アニメ3期じゃなくて劇場版にしたのはやっぱりキャラクターコンテンツとして人気が出た五等分で劇場版商法がやりたかったようにしか感じません。と言ってもそれを加味したとしても映画作品として悪かったわけじゃないんですが、ここ最近のアニメ映画の出来がそこそこいいのが多かったんでそれらを踏まえると無難な出来って評価で終わっちゃうかなって気はします。

まぁそこに関しては去年のスタァライトや呪術廻戦の映画がホント素晴らしい出来だったんで比較すべきではないとは思ってます。

 

 

なんだかんだで話題にはなってるんで五等分が好きな人はもう大抵の人は見に行ったと思いますが、今までアニメ見てた人、原作読んでた人ならこの機会に見に行ってもいいと思うのでそこはお勧めできます。流石に五等分全く知らないって人には薦められるか微妙な気はしますが。

では