【仮面ライダー】仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション 感想

どうもこんちはっす。ちゃんたです。

f:id:tentomushi0831:20191229223929j:plain

今回は先週の公開日に見に行った「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」の感想記事を書いていきます。

 

とりあえずざらっと、あらすじを書くと

 

 ゼロワンの世界ではいきなり或人が指名手配になっているようなヒューマギアに乗っ取られた世界になっていて、同時にジオウの世界も同じようになり、ジオウメンバーもゼロワン達と合流する前に記憶戻る。一応どっちもその世界で戦ったりはするけど、過去が改変されてしまっているので主人公サイド二人もゼロワンの世界の過去へ飛んでなんとかするぞという展開。ただ世界戦が変わった過去では或人の父親がライダーに変身していたり、ラーニングシステムのヒューマギアに人間に対して攻撃的な思想を持つようになったので人工衛星打ち上げを中止するべく主人公サイドも奮闘するが、結局過去では暴走した父親と勝負することになったりして失敗。デイブレイクで破壊されるはずの衛星アークが打ち上げられてしまう。

 仕方なく現代に戻ることに。戻ったら戻ったらでイズが拉致されたので取り返すべく最終決戦へ。主人公サイドが敵と戦ってる間にこっちの世界で新しい人工衛星(本編に出てくる衛星ゼア)を打ち上げて元のゼロワンの世界の歴史に戻そうとなる展開でそこに新しいタイムジャッカー登場。アナザー1号になってしまったので、また奮闘。そいつも倒してやっと元の世界に。みんなの記憶も改変されるので或人の記憶も消させてもらうよというところでジオウとゼロワンの対決が始まりそうなところでエンド。

 

まぁこんな感じでしたね。ということで感想。

今回はあんまりジオウサイドにはタッチされていませんでしたね。ジオウ特有の過去改変がデイブレイクが起きずに衛星アークが打ちあがったことでヒューマギアが人間へ悪意を持つようになったしまったゼロワンの世界線になるというお話で、ゼロワンのエピソード0って感じですし。

 個人的には、このゼロワンの世界がまさに仮面ライダーつながりで言うところの555のパラダイスロストのような展開だったのが好きです。AIMSの二人が生身でもアクションしながら戦ったり、ベルトのバックルを奪われた或人が若干仕方なさもあって001に変身する展開も好きな点が多いです。

ただ、ここの設定がちょっと無茶だなぁってのが、そのパラダイスロストと同じく住処がバレてヒューマギアが襲ってくるけど、AIMSの二人がいつも追い払ってくれるからなんとか今まででも大丈夫みたいになってるのが。結局滅亡迅雷の二人も来てると二人ともボコボコだったし、今まではどうしてかのかが謎。本当にパラダイスロストと同じツッコミ方をしてしますんですよね。

 

その次に過去へ行くのもアークの所為でヒューマギアが暴走したり、タイムジャッカーがアナザーゼロワンのライドウォッチをウィルという秘書のヒューマギアに渡して社長が殺されて、衛星もテレビ本編のように止められくなったので打ち上げを阻止しようとする主人公サイドを止めるために邪魔して来たりするんですけど、それまでの経緯が…せっかくウィルが「我々は人間を笑顔にする為に働いているのに人間はいつ我々を笑顔にしてくれるのか?」という疑問をなげかけているのに社長は「勉強熱心だな」と適当にあしらうし、親父もウィルを止めようとして主人公サイドに味方すると思ったら、打ち上げ前のアナザーゼロワン戦の時に乗っ取られて001と戦闘になるも、実はそれは或人を成長させるために乗っ取られたフリしてたっていうのも…いや、ふざけてる場合ちゃうやろと。

でも今ここで説明したように、ロボットからしたら人間に恩恵与えてる割には人間は何もくれないし、ウィルがこういう疑問を持つようになってもおかしくはないし、逆に人間からすれば何言ってんだよと言いたくもなる。それぞれの立場の心情をよく表したシーンで、なおかつ事の原因にもなるような流れだったので経緯自体は悪くないですね。

一応ここの親父の行動も次の場面で拾われるようにはなりますかね。

 

あと、その後の飛電インテリジェンスの株主総会で捉えた裏切り者のイズを公開処刑するって展開になるんですけど、それもロボットのくせに前時代的なその場にヒューマギアが集まって会議してるもちょっと笑いました。ビルドの時ってなんかこう、通信者の立体映像を送る電話会議みたいなのしてませんでしたっけ。通信で会議したりしないんだなって疑問に思いました。

まぁ、そんな細かいことは置いといて、シェスタ達自我が芽生えたちょっとのヒューマギアが「自分たちも人間と一緒に成長するべきだから社長を或人にしましょう」という多数決が始まるんですけど、株いっぱい持ってる親父が賛成するかどうかで決まるって展開になって戦って001(或人)に負けた後に賛成になって或人が社長になって元のゼロワンの世界線に収まる展開になりました。とのことなので信用を得て株いっぱい持てるようになる為にも乗っ取られたフリしてた事も理解できそうにはなるんですけど、それもアークの打ち上げ中止しときゃなんとかなっただろうしなぁ。

ただ、まぁ親父の存在自体は悪くなかったですね。なんとゼロワンを製造していたのは親父だったりするらしいですし、最後は笑って死んだり、I型もデザインかっこいいし。

 

終戦の新しいタイムジャッカーが出てくるようになるんですけど、結局タイムジャッカーの存在もよくわかんないままですね。映画のたびに新しいの出てくるけども。

今回に関しては役者の生駒里奈が演技酷くて最初はヒューマギアなのかと思いました。

まぁ設定が所々よくわかんないところあるんですけど、それはもうジオウの下地の問題でどうしようもないですね。最後のアナザー1号戦は近年のライダー映画らしい派手な戦闘シーンでかっこよかったです。

総計するとまぁまぁツッコミどころはありましたが、ゼロワンのテレビ本編にかかわるであろう重要な話が多いし、疑問に思った設定の紹介もありますし、見て損だったわけではないです。個人的にもシリアスな展開が多い中でここまで面白かったライダー映画も久々だったんじゃないかなぁと思います。

後はこの映画特の登場人物のビジュアルが素敵です。人間革命軍みたいな立ち位置にいるAIMSや、謎におしゃれな滅亡迅雷とか。

個人的な話ですが、001はアーツ出たら欲しいぐらいですね。

 

得点は3.5~4の間ぐらいですね。やっぱりジオウのご都合主義のどうしようもなさと設定の説明不足が多いので疑問に思う事が多くなりますね。