【映画】仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル 感想

こんばんは。ちゃんたです

 

今回は映画公開から1週間たったのでライダー新作映画の「MOVIEバトルロワイヤル」について感想を書いていきたいと思います。ちなみにおそらくこれが年内最後の更新となるでしょうね

 

今回は久々にライダー2作品のコラボ映画で前半で前作、後半で現役作パートで分かれてるタイプです。

【リバイスパート】

テレビ本編の激闘を乗り越えた五十嵐一家が両親の結婚記念日を祝うため、家族で温泉旅行に行くことから話が始まる中でいつのまにか新たに三男「幸四郎」が生まれていたとのこと。勿論一輝はバイスの記憶がないままというか、次男の大二の悪魔となるカゲロウ、長女のさくらの悪魔となるラブコフも一緒に温泉旅行に来ているとはいえ、一輝だけはバイスの記憶がないって状態になるわけです。

翌日、三兄弟は幸四郎を連れて近くの浜辺へ向かい、海をバックに記念撮影をしようとすると、そこから今作の(というかリバイスパートだけの)悪役、「バリデロとイザンギ」が出現。なんとか戦闘するもバイスのいないリバイだと力が発揮できずにぼろ負けで一輝は病院送りにされ幸四郎はそいつらに誘拐される。

そして昏睡状態の中、一輝は自分の記憶の中で死ぬか生きるかの瀬戸際に立たされることに。一方、大二たち、狩崎・玉置・花も加えた5人で2体の怪人に立ち向かうも、幸四郎がスタンプを押されたことで幸四郎の悪魔が出現し、ギフの遺伝子が組み込まれたその悪魔はすぐさまイザンギの体内に取り込まれることに。

そこから紆余曲折を経て、バイスが少しの間だけ復活し、大二たちのピンチにリバイ&バイスコンビが駆けつけてバリデロ・イザンギと対決。

そしてなんとか勝ったところで赤い仮面の男が乱入し、幸四郎の悪魔を取り返すためにもリバイスのライダー面々がギーツのあのデザイアグランプリに参加することに。

 

【ギーツパート】

バイスの続きから

赤い仮面の男はデザイアグランプリ本部へと乗り込み、ギロリのヴィジョンドライバーを奪うとデザイアグランプリのゲームマスターとなって世界を書き換え、道長が復活した上で新しいデザイアグランプリが開催。

今回は悪魔マラソンゲームであることをツムリが説明。4人そろってのチーム戦で、ケースに入った幸四郎の悪魔を目的地まで運ぶルールらしい。

そこではギーツサイドの面々がトラックで移動しながらリバイスサイドのライダーと戦いつつも、途中で龍騎サイドのライダーも乱入したおかげで最終的にリバイ&バイスとギーツ以外がゲームから脱落。(いつものあの脱落とは違うっぽい)

その後赤い仮面をかぶった男「コラス」が登場。コラスから英寿たちが参加していたのはデザイアグランプリではなく、ライダー同士が戦うデザイアロワイヤルであることを宣言。そして「仮面ライダーシーカー」に変身する「戒真」が登場。なんとか運んだ幸四郎の悪魔はまたギフの遺伝子やらを目当てにシーカーに吸収されてしまう。

ちなみに戒真は代議士「轟栄一」の息子で、戒真の兄弟は全員代議士として活動しているものの、ちゃらんぽらんの戒真は父親からデザイアロワイヤルを勝ち抜き世界を父親が支配できるように戦わされている模様。

英寿は捕らわれていたギロリを発見し、情報と解放の交換で条件を突き付け、その条件を飲んだギロリを解放し、いつものラウンジへ移動。しかし、バイスが消えてしまいそうになっていた(バイスの体は一輝の願いによって一時的に姿を取り戻しただけだから)ので体を保つためにもギロリはバイスにも参加者としてエントリーすることを提案。

そして競技場に移動して、生き残った英寿達と龍騎サイドの3人と戒真で最終戦が勃発。その傍らでギロリはコラスと模造刀でリアルファイトでヴィジョンドライバーを奪取し、ゲームの内容を書き換えることに成功。そして脱落したかと思われたリバイスギーツのサブライダーたちが復活して応戦してくれることに。

ギーツ、リバイ、バイスとシーカーの最終戦でなんとかギーツ側が勝てたことでデザイアグランプリの願いとして一輝の記憶がなくならいようにとお願いしてエンド

ってな感じの内容でした。長くなるので細かい戦闘描写は省いてます

 

 

まぁ、、、結論から言わせてもらうと近年のライダー映画にしちゃちょっと微妙かなと感じました。

その一番の理由はやっぱりリバイスパートに不可解な点がいくつかあるからですね。今回出てきた悪役があまりにも出番が少なすぎて映画本編を見ただけではどこの誰で何がしたかったのかもまるで訳が分からない。おまけに幸四郎の悪魔に関しては出番も後のギーツパートに繋げるほどしかなかったので正直キャラとしては薄味すぎる。つうかリバイス関係の設定自体がよくわからないから結局今になってギフの遺伝子が云々と言われても何故幸四郎の悪魔じゃないといけなかったのかもわからないし…

幸四郎で思い出したけど、途中の戦闘シーンが本当に最悪だった。浜辺で一輝たちが敵の攻撃を受けそうになった時に幸四郎のベビーカーもお構いなしに避けてたのは理解できない。いや、これアクション方面で誰か不味いなって感じなかったの?

あと勿論バイスが復活するまでのプロセスもあんまよくわからんかった…いや、もう本当にリバイスと言う魔のシリーズに問題がありすぎる。大体映画の出来の悪さがここに引っ張られていると思います。

 

以降のギーツパートは多少は楽しめる出来にはなってました。悪役ポジションのシーカーもギーツライダーにしては珍しくよく武器のパターンを変えて戦ってたし、個人的にはデザイアドライバーで変身したビートリバイやモンスターバイスの出番がそこそこ多かったのは満足できました。今まででも別シリーズのライダーを模したフォームに変身するといった映画は沢山ありましたが、大元のアイテムから越境しているのも悪くないなと思います。

ただ…今回の映画で龍騎ライダーを登場させる必要あったんですかね?リュウガみたいにキャラもブレてるし、ぶっちゃけそこまでギーツ達主役サイドの為になる働きもしてないし、そもそも元の龍騎を思うとどの時間軸でやってきたのかもようわからんし…マジで出す必要あったんですかね?本当に今回の映画はなにかと問題が多い気がする。

 

とまぁ、色々不満点上げましたが、ここ数年映画は面白いのが続いてたライダーシリーズで久々に見ていて不安になる要素の多い1本だったと思ってます。ちょっとこれじゃあ映画方面も今後期待するのが恐ろしく感じますね…

 

今回はここらへんで終わっておきます。ぶっちゃけリバイスというシリーズがあんまり好きじゃない人は見なくていいと思います。