【アニメ】転生したらスライムだった件 感想

皆さんこばんは。ちゃんたです

毎度同じく見たアニメのストックもたまって来たんで最近見たアニメの感想を書いていきます。

 

今回紹介するのは「転生したらスライムだった件」です。こちらは小説投稿サイト「小説家になろう」にて2013年から連載されていたなろう作品で2018年に1期、2021年に2期が放送されていました。年末の頃にコミカライズ版(月刊シリウス連載)の3巻までマガポケで読んでいたのでこれを機にアニメも全話視聴してみました。HuluにOADも配信されていたので勿論そちらも含めて

ただ、小説家になろうは全く利用していないので今回はアニメだけを見た上で感想を書いていきます。

 

あらすじは通り魔に刺されて死んだ主人公の三上悟が異世界の洞窟でスライムとして転生し、異世界で「リムル=テンペスト」の名を名乗り、転生した際に会得したスキルを駆使して様々な魔物との戦いを通し、仲間、配下を増やしつつ魔物の町を作っていくといったような内容になってます。まぁようはなろうにありがちな異世界転生モノで主人公はスライムとして生きるようになった訳です。

 

とりあえず通して全話見た感想はというと、なんというか、ベタななろうでした。ただ、この作品がなろうにしては珍しく老若男女の幅広い層に人気が出た理由はなんとなく理解できました。

 

まず作品の長所というとやはり良い意味でのキャラクターが多様性に富んでいる点ですね。多様性と言っても最近のディズニーが馬鹿みたいに傾倒してる性的マイノリティへの配慮とかじゃありませんよ。

上のキービジュアルを見て貰ってもわかる通り、メインのキャラクターは非人間の沢山の種族がいる上で男女双方の数も多く、なろう作品にしては珍しくヒロインキャラでガッチガチに固めていないのがある意味新鮮でこれが女性層の受けもいい要因になっていると思います。まぁ配下キャラが皆柴犬かの如く主人公に懐いているのでそこは普段のなろうっぽいですが。

それも踏まえて女性キャラクターでも変に萌え萌えしたデザインじゃないのも個人的には好きです。本編を見ていればまぁシオンにシュナにミリムなんかは可愛いキャラに出来上がってはいますが

そういった量産的でないキャラ造形が他のなろう作品との差別化につながっているのでアニメも見ていてマンネリや不快感は無かったです。

あとは作画や演出方面は安定していましたね。特に作画が酷いと感じることもなかったし、戦闘シーンもしっかり動いていてそこは差支えのないクオリティでした。製作がエイトビットなのですが、ここは今放送しているブルーロックでも安定したアニメ作りができているので結構優秀な部類の制作会社でありますね。

 

ただ、短所というと話自体はそこまで凝った作りをしていたようには思えませんでした。上述したように話自体はベッタベタの異世界転生モノなんですよね。

主人公が非リア充で(でもゼネコン社員ではあるので落ちこぼれという訳ではない)、特に理由もわからないまま主人公が死んで、ドラクエみたいな世界観の異世界に転生して、スキルを駆使して無双して敵を倒していくとかいう死ぬほど見かけたような設定です。そしてその後の本編も厄介な敵と対峙しては時にはその敵が味方になったり、もしくは助けた民族が味方になったりだとか、そこそこ強そうな敵と出会っても主人公がなんとかしくれるので言うほど話に緊迫感もなく、淡々と話が進んでいくので別に話作りが特別素晴らしいというほどではなかったです。まぁ、最低限なろうとしては王道の話の作り方をしているのでつまらなくはないんですけども。

あとは主人公がスライムである理由も特になかったです。時には見た目で舐められる時もありましたが、すぐにシズさんを取り込んで人型で生活するようになったので、スライム姿になってシオンやシュナに抱きかかえて貰えるぐらいしかスライムである利点はなかったと思います。実際問題主人公が強いのは大賢者と言うこっちの世界の事なら何でも教えてくれるSiriみたいな能力と、捕食者と言う敵の体や攻撃を取り込むことでコピーできる能力を持っているからなんで本当にスライムである必要性があんまりないんですよね。この捕食者もカービィみたいに1つずつストックするタイプではなく、HEROESのピーターのようにいくらでもストックできるタイプなんで吸収してコピーするだけでなくプラスしてエクストラスキルまで勝手に開発し始めたりするんで、もうアニメ1期の頃からドンドンと何でもアリになっていきますし。

 

まぁ、見ていて退屈ではなかったし、もし「なろう作品を見たことないけどどれか履修したい」って人がいれば転スラから見るのをオススメできる程には視聴のしやすさではなろう随一だと思います。

ちゃんたも、2期の終わりまで進んでいってもまだまだ強敵も残っていて全然話もまだ続いていきそうなので今後続編アニメが制作されるようであれば継続して視聴したいなとは思っています。

 

では今回はこれぐらいで終わります。