【書籍】すべてのジャンルはマニアが潰す~会社を2度上場させた規格外の哲学~ 感想

どうもちゃんたです。基本このブログだと映画の感想だとかTCGの話しかしないので、見たい映画やWSの欲しい弾がまだ来てない合間合間のタイミングでたまには奇を衒った記事でも書いていこうかなと思います。

 

ということでつい最近読んだブシロード木谷会長が出版した本の感想を書いていきます。買ったのはちょうど1カ月前ぐらいですが

 

ちゃんたもよくお世話になるし、みなさんご存じヴァンガードやバンドリ、レヴュースタァライトヴァイスシュヴァルツと言ったTCGやアニメ等、ヒット作をリリースしたブシロード社の元社長現会長の木谷高明さんが自分の経歴を元に企業や社員の在り方を綴った書籍ですね。こんなタイトルしてますが、別に各コンテンツのユーザーを批判した内容ではありませんでした。

 

【良かった点】

ぶっちゃけ社長の経歴はあってもなくてもいいような話ばかりだけど(文章や書籍として不必要だった訳ではない)、ブロッコリー時代や買収した親日プロレス含めヴァイスの誕生経緯やバンドリのカバー曲の追加がヴァイスのノウハウを利用しているといった、ブシロードIPについての裏話、他にもブシロード社内部の体制の仕方等が綴られていてバンドリやヴァイスが好きな人には興味が持てる話が所々に散りばめられているのは良かった。元よりこのタイトルだと自社IPについての話に期待していたのではそれは思った通りだった。

あと、読んでて思ったのが本人の思い切りの良さがある意味コンテンツのフットワークの軽さに繋がっているんだろうなと感心した。

 

【良くなかった点】

そもそも話の題材からタイトルと関係あるのか?とちょっと疑問に思った。コンテンツの在り方の話は前半の方に敷き詰まっている分、後半はただの自己啓発本みたいになってるのがちょっと気がかり。その割には会社経営の築き方のような企業そのものについてはあまり触れられていないし中途半端な作りになっているような気はした。あと、まるで箇条書きのように数ページでテーマを分けて書かれているので一つ一つの掘り下げも薄いような。

あと個人的にはここまで自社について話すなら声優事務所響の話も欲しかったところ。

 

【総評】

上述したようにコンテンツの裏話を知れたり、会長本人の思惑みたいなのが垣間見えるのは面白いと思ったが、所々期待してたのとは少しズレてたなという印象。ただ、それでも変な言い回しや専門用語が飛び交う訳ではないので読みづらいと感じる事はほぼなかった。ブシロードのコンテンツがいくつか好きな人は読んでみるといいかもってぐらいの評価に近い。そうじゃない人が読むのにはあまり向いていない気はする。

 

 

はい、まぁこんな所でしょうか。こういった普段あまり耳にすることのない会長の主張や思惑と言った内面が見れるのは非常に面白かったです。不定期でもいいのでまたこういった本なり晴れる屋のトモハッピーさんとのコラボ動画のような本人の露出が増える事を期待したいです。

 

 

 

 

 

これからもちゃんたはブシロードを応援していきます!!!!

では