【ポケモン】使用禁止措置について思う事

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はいどうも。こんばんは

ちゃんたです。

コロナ禍になってからというもの、全然TCG関係ができていないこともあり、珍しくポケモンのランクマッチを長らくやっているのでしばらくはポケモンに関する記事でも書いていこうかなと思います。

 

今回は珍しくネット対戦での使用禁止措置が出たことについて触れていきたいと思います。

今までも7世代の間(マイチェンが出る前からかどうかは忘れた)にスペシャルレート戦のみで使用率上位層の使用禁止ルールがありましたが、どうやら通常のランクマッチで今までは使用できたポケモンの一部が禁止級扱いになるらしいです。

 

そして、その禁止措置の出たポケモン

フシギバナ
ギャラドス
ポリゴン2
バンギラス
コータス
カバルドン
ジバコイル
トゲキッス
ドリュウズ
エルフーン
ガオガエン
ミミッキュ
・ゴリランダー
・エースバーン
・イエッサン
・ドラパルト

らしいです。どうやらシングルとダブルの両方で上位10匹を禁止にしたので合計では10匹を超えたようですね。

 

ということで、それぞれに対する禁止理由を考察していきたいと思います。(普段はシングルばかりやっているのでダブルはあまり語れませんが、一応…)

フシギバナ…おそらくダブル。相方に日照り状態にさせておいた上で葉緑素からの高い素早さ値で状態異常や、タイプ一致技以外でも大地の力で弱点の炎をカバーもできるので攻撃、妨害ともに優れている。80族と見た目に反して地味に素早さ値が高い上に種族値全体的に無駄がない。シングルでもアタッカーか耐久型か読めない時が多かったので意外とてこずる相手ではあった。ダブルではコータスと揃って採用率が非常に高いのはおそらく葉緑素持ちの中でもこの便利な技範囲のおかげ。

 

ギャラドス…一致ダイジェット持ちのエースアタッカー。ステロをまいてタスキを潰したうえで自信過剰の積みエースとしても優秀で、威嚇でサイクル戦するもよし。同じく禁止になったカバルドンとは相性保管もできているので比較的この二匹セットの採用はよく見られた。元の素早さ値は低いものの、攻撃値は高く、パワーウィップ習得で面倒な水地面も対処できる上、昔から挑発を持たせ先手の起点潰しもできるので非常に便利ではあった。メガシンカを取り上げられてもなお、ダイマックス技との相性がよかったので採用率が10位以内に入るほどには高かった模様。

 

ポリゴン2…あまり説明する必要もないと思うが、毒毒を没収されてもなお、高い防御面と回復技で相手のダイマックスターンを枯らせられるのは優秀。おまけにダイジェット環境でウーラオス以外には格闘ポケモンもあまりいない上に、はたき落とすが没収されたポケモンが多いので少しの弱体化も然程影響なく今作でも環境に蔓延る耐久型として採用率は非常に高かった。

 

バンギラス…こちらもどうやらダブルで採用率が高い模様。カバルドンと同じく砂撒き要因ではあるものの、岩タイプを持っているので砂嵐下では非常に高い特防を発揮できる。チョッキを持たせればキッスも狩れる。

シングルでも妨害、アタッカー両方で利用できるので相手に読まれにくく使いやすかった印象。おそらくどちらでも利用できるので採用率が高かったのかも。

 

コータスフシギバナでも説明したが、ダブルでの採用率が高く日照り要因。元々の種族値から足が非常に遅いので天候発動起点としては優秀。今作ではメガシンカもないし。

シングルと同じく起点でステロあくびクリスモもできる上に、遅い素早さを生かしたトリルエースもいたので採用率が非常に高いと思われる。

 

カバルドン…採用率の高さの理由は天候はバンギラス、性能はコータスのハイブリッド。こちらはシングルだが、ダイジェット持ちエースアタッカーとの相性保管ができており、HB特価オボンの実で起点に出しておいてひっこめた後でも利用できる防御方面の硬さが優秀。

 

ジバコイル…地面が4倍弱点なものの、後出しとしては優秀な受け性能を持ったタイプ構成と耐久力。回復技はないものの、火力も高く、パーティを組むうえでは相性バランスを整える上で採用しやすい。

そこまで驚異的に感じたことはなかったものの、ポリ2等高い威力の炎技や格闘技を習得できないポケモンからすれば突破しにくい印象ではあった。

 

トゲキッスギャラドスと同じく、一致ダイジェット持ちで悪だくみと併用して積みエースとは優秀。更に、今環境は物理アタッカーに限って強いポケモンが多かったので耐久型が基本HBで育てられている中、特殊アタッカーエースとしてそういった耐久型にも強く出せていたので採用率が高かったと思われる。更にダイマックスを切った後でも天の恵みでエアスラ怯み狙いで戦うこともでき、一致ダイジェットを持っている種類の中でも、悪だくみを持っていること、無効タイプが2つ、4倍弱点無しでも弱点が5種類と多いことから弱点保険が使いやすいことで非常に見かけることが多かった。

 

ドリュウズ…型破り持ちの中でも素早さ値が高く、ミミッキュロトムと言った面倒な特性を持ったポケモンに効果抜群技を決められるうえでメタとして採用されることが多かったように思える。無効タイプが2種類あり、ボルチェン持ちだけでなくパッチラにも強く出せた地面アタッカーということでは唯一無二。バンギラスと一緒に採用するバンドリ構成が一時期流行ったことも。

他にも一撃必殺技を習得できるので耐久型相手に運ゲーで勝負することもでき、他にもタスキ持ちでステロ岩封の起点型もいたので様々な型で育成できた便利なポケモンであった。鎧の孤島解禁されてもミミッキュがあまり減らなかったのでこちらもあまり数が減らなかった。

 

エルフーン…おそらくダブル。悪戯心が悪には弱いものの、バンギラスやオーロンゲが見えなかった場合では先手で出したうえで上から電磁波や置き土産などの妨害や追い風を発動できるので今作でも非常にサポート役としては非常に優秀。シングルではオーロンゲがいたからかあまり見かけた覚えがない。

 

ガオガエン…シングルでもたまには見かけたがおそらくダブル。夢特性の威嚇と捨て台詞の2重能力値下降でのサイクル戦では非常に厄介で、ボルチェン持ちとの相性が抜群。猫騙しも使えるのでサポート役としては優秀。ダブルでサイクル戦するにしても、威嚇は相手両方にかけられるのでそこが採用率の高さか。

 

ミミッキュ…今作では化けの皮が弱体化され、タスキを装備できなかったものの、化けの皮でダイマックスターンを1回枯らすことができ、その間に剣舞、次にその剣舞が変化したダイウォールで2ターンも枯らすことができるのでトリルや壁貼り相手の対策にもなっていたので何かと便利なポケモン。他にも鬼火や身代わり、トリルを使った起点の妨害型もまれにいた。

鎧の孤島で御三家のキョダイ専用技で貫通されるにしても未だにほとんどのポケモンには強く出せるタイプ構成と剣舞ムーブができるからか全然と言ってもいいほど採用率が下がった覚えがない。

個人的にはノーマル以外の耐久型にはシャドクロで急所狙い、シャドクロが通りにくいバルジーナブラッキーのような悪にはじゃれつくで落とせることもあり、ダイフェアリーで眠り対策もできるのでこいつにはほとんどの耐久型が通用しなかったと思ってる。

 

ゴリランダー夢特性解禁後、グラスフィールドからのグラススライダーで高火力専制技を打ち込めたが非常に強力。他にもはたき落とすや地面技、剣舞と習得できる技も強いのが多く、キョダイマックスの専用技キョダイコランダで大打撃を与えらるのもまた協力。カバルドントリトドンと言った先発相手や輝石持ちといったサポートや耐久型に強く出せたので飛行に弱い草タイプでもフィールド張りとそこそこに技範囲が広い便利なポケモンだったので採用率が高かったか。

 

エースバーン…もちろん夢特性のお陰。ゲッコウガと同じく、技に合わせてタイプを変えられるだけでなく、素早さ値も高いので大抵のポケモンを狩ることができる。この特性からギャラドスと同じく一致ダイジェット持ちの積みエースとして利用され、飛び膝蹴りでダイナックル、不意打ちでドラパルトも落とせるダイアークも利用可能。物理耐久型には若干弱かったものの、そうでない相手には効果抜群でなくとも高い一致技の火力で落としきれたので非常にアタッカーとしては優秀ではあった。こちらもタスキ相手には防御面が薄いので返しやカウンターには厳しいのでステロ撒きのカバルドンとよく併用されていた。

もちろんこの抜き性能の高さで採用率は堂々の1位。

 

イエッサン…おそらくダブルで採用率が高い模様。夢特性のフィールド張りで鎧の孤島からの教え技で高火力なエスパー技を利用できる上に、そのサイコフィールド下では専制技が使用できない点では非常に便利。そしてエスパーだけでなくノーマルタイプでもあのでゴーストタイプ相手でも戦える点では強力。

それ以外にもこの指とまれで相手の挑発を妨害してなおかつ壁貼りもできるので、サポート役としての採用率が非常に高かった模様。

シングルでは♀とイエッサンを利用したトリル構成でよく見かけた。が、多分こっちはあまり関係ないっぽい

 

ドラパルト…未だに採用率が謎に高い。おそらく全ドラゴンタイプ内1位、剣盾内3位の高素早さ値と優秀な種族値をした600族で妨害型、物理エース、特殊エース、防御方面に努力値を振った弱点保険型…と型の豊富さからパーティを組むうえでの便利役としての採用率が未だに高かったと思われる。

ドラゴンゴーストと4倍弱点はなく色々なタイプを受けられる点と、物理なら鋼技、飛行技、特殊なら炎技、電気技を習得できる技範囲の広さも型の豊富さの要因。

個人的には剣盾で初めて育成したポケモンなのでかなり思い入れのある1匹。

 

 

 

と、こんなところでしょうか?禁止になったポケモンで何故ここまで採用率が高かったのかを考察しましたが、ところどころは足りてない部分もあるかもしれません。

やはりランクマを潜っていた中でエースバーン、ゴリランダー、ポリゴン2トゲキッスの選出はかなり多かったように思えます。なんといってもパーティを組むうえで最低でもこの4匹には対抗できる手段を考えておくぐらいでしたから。とはいうものの、新規のポケモンや、ダイマックスが向かい風になった飛行タイプ、今作からメガが無くなったことで利用しやすくなった天候の発動はまだいいとしても、ポリゴン2ミミッキュは前作から非常に強力だったポケモンではあるのでそもそもからもう少し下方修正を考えておくべきだったのではないのかと思います。

 

個人的にはこの禁止措置はアリだと思います。正直言うとポケモンと言うゲームは昔から環境の調整や下方修正の考え方が若干下手であり、前作のスペシャルレートがない限りはゲームが発売されると、次のゲームが出るまではほぼ環境に何の変化もなく、何ヵ月かすると飽きが出てくるゲームではありました。そのうえで環境に変化を持たせる。条件下でも他のポケモンに活躍の機会を与える。冠の雪原で予測されるであろう準伝環境の二の舞を食い止める上では禁止措置のルール変更は致し方ないと思います。

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個人的にはこのブルンゲルでサイクルをグルグル回して戦う戦術ができなくなったのと、昔からブルンゲルバンギラスを合わせて使っていたり、ギャラドスジバコイルも長年使っていたので残念ではありますが…まぁ仕方ないですね。マンネリを防ぐうえでは今後もこの環境に合わせた禁止措置をやっていくべきだとは思っています。

 

 

 

今回はここらへんで終わります。では